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08.02.21 UP ! 

AVという神通力…の巻Vo.134



 15年ほど前にイメクラが登場し、風俗業界の流れが急変した。それまで男性がマグロ状態で女性のサービスを受けるという性風俗プレイの根底を覆し、お客さんの方から風俗嬢に前戯をするというプレイが意外に革命的だったことも大きいが、オレ個人の印象では池袋にできたイメクラにHYという元AVトップアイドルが在籍していたことがイメクラの存在を天下に知らしめる原動力になったのではないか?と今でも思っている。
  実際、ある程度のリリース本数で下り坂気味になったAVギャルが吉原の高級ソープ嬢になるという図式は、そこそこあった。変な例えだが巨人をクビになった野球選手が横浜ベイスターズ辺りならばクリーンナップの一角を担ったりするようなノリで、そこそこのエースクラスにはなる。実際に単体アイドルとして活躍していた女のコならば、出勤予定日の一週間前には電話予約だけで満杯になってしまう。
  10年ぐらい前には可愛手翔を筆頭に風俗店の人気者が続々とAVデビューをする風俗AV嬢がずいぶんと登場した。風俗店サイドには美味しい話であったが、AV業界サイドはさほどセールスも上がらず、またブームと呼べるほどの派手な動きもなかったようで、ほどなく元風俗嬢がAVデビューする時点で「過去の経歴はNG」という処置を取るようになった。アイドル歌手じゃあるまいし!とも思ったが、まぁそういう仕来りであったのだ。
  しかし中には「AVに出演しているけど風俗の仕事も好き」という女のコもいたりする。そういうコなどは上手く両方の業界をバランスよく職場にしていたと思う。ただし大多数が「私、実はAVにも出演しているんですよ」的な風俗嬢がドンドン増えてゆくだけの結果となったように見える。
  まぁいわゆる企画系というモデルだったりするのだが、彼女たちの出演料などはそうそう高額なものではないし、メーカー専属モデルのように毎月何本という決まった出演があるワケではない。AVと風俗の二毛作をやらねばならない裏には射精産業とはいえども、そうそう儲かるワケではない…という台所事情があったりしたのである。
  しかしファンというのは熱心なモノで、また対称がマイナーになると、より狂信的なファンになってゆくという心理もある。もう、その言葉の意味さえ判らない企画単体などと呼ばれるAVモデルが風俗と二毛作をやったりすると、かなりの予約の数は必ず稼いだという。中にはAVに出演したフリをする風俗嬢やモデルを在籍させているとハッタリだけ看板にする風俗店なども現れた。まぁ化けの皮はすぐに剥がれてしまうものである。
  ある種、風俗業界においては「元AV」「現役AV」は1つの金看板であったワケだ。しかしながらこの金看板もここへ来て吸引力を失っているように見える!膨大にリリースされる新作AVの数はとんでもない本数で、新作レビューを仕事としているオレでも1ヶ月間不眠にしても1月にリリースされるAVを完全に視聴することは不可能。
  現役AV女優を全て把握することも、まず不可能。ましてや1,2本出演したことがある…なんて女のコはそこいら中に転がっているのである。ファン側及びお客さん側が、この状況を知ってしまっているというのが神通力を失った大きな理由だろう。まだまだビッグネームを持つ元AVモデルが風俗で接客ということになればその威力はあるだろうが、もう誰でもいいからAVモデルという風潮は終わったといっていい。
  まぁ、そのAV業界であるが、一部のマニアしか判らない着エロとかのグラビアアイドルを「芸能人●●ちゃんAVデビュー!」「元アイドルがAVデビュー」などと銘打っているのだから、しょうもない。そのジャンルがジャンルとしてのプライドを失いかけているという斜陽の証拠なのだ。

 

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