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07.10.04 UP ! 

どちらも楽しむ感覚…の巻Vo.125



 昔の風俗店というのは素人の女性とのセックスでは味わえない、プロのテクニックというモノを男性客が堪能するためにあったといえる。今でも辛うじてソープランドとSMクラブにだけは、そういうノリが残ってはいるが、これはお客さんの志向の方が主導権を握っていて当の風俗嬢にそういう自覚があるか?というと実に疑問である。
  90年代になって性感ヘルスやイメクラなど従来のスタイルにこだわらない風俗店が流行り始めた頃、オレの先輩に当る風俗ライターの方などは「昔の風俗嬢っていうのはプロのプライドがあって、接客ということに徹していたんだけど今の風俗嬢は友達感覚だから、テクニックが未熟でも“ゴメンね”で済ませちゃう。こういう状況はいけないよね」といっていた。
  その場では相槌を打っていたオレだったが、内心は「むしろ、この友達感覚こそ、新しい流行になるのではないか?」と考えた。なにしろこちらは20代後半ぐらいの時期だったので風俗嬢の営業的な接客やら、表向きの愛想のよさなどに反発を覚え、それこそが風俗店の敷居ではないか?などと考えていたのである。
  ただこれは難しい感覚で、単純に初対面から馴れ馴れしけりゃいいかっていうと、そういうもんでもないし、のっけから「OLだけじゃ給料が安いんでバイトで風俗やってます」というのを前面に出されても興醒めする。「エッチ好きだから趣味と実益兼ねて、この仕事やってまぁ〜す!」というような女のコが一番理想的だったりする。「そんなコっていないよ」と言われるかもしれないが、そうそう頭ごなしに決め付けてはいかん。
  風俗嬢も一つの職業だとすれば、スカウトされようが誰かに口説き落とされようが、どこかで自分の決断がなければこの仕事に足を踏み入れないのである。あくまでも目的な金銭であることは絶対に否定できないけれども、ただ選択する際に「この仕事は楽しそうだ」と、どこかで思っているはずなのだ。
  例えばハリウッド映画のアクション物なんかに登場する風俗嬢(アメリカだから売春婦だけど)などは、やたらニヒルに世の中を見下しているキャラクターとして描かれることが多い。だが日本では「男なんてさぁ…」などと退廃的なムードを持った風俗嬢に出会ったことはない。オレが男性だから、どこかで営業的なスマイルをされているのかもしれないが、それだけではないだろうと思う。
  たいてい人気のある風俗嬢は、どこか楽しそうなのである。もちろんヒト対ヒトの仕事なので問題がないワケがなかろうが、それでも楽しそうに振舞う。友達感覚のよさというのは、この楽しそうな部分があったからではないだろうか?と分析する。
  AVギャルの気質も、そういう方向へと進んでいった。プロ意識が低下しているという意見もあるが、楽しみながらカメラの前に立ち、エッチシーンも楽しんでこなす女のコに自然に視聴者の人気が集まった。キャリアの長い女のコがファンに飽きられたりするのは、かえって要領がよくなり、コツだけで撮影を乗り切ってしまうからだ。プロの技術というのは一つの要領であると考えればプロ意識イコール素晴らしいとはいえなくなってきているのと断言できるのだ。
  これは遊ぶ側にも要求されるポジティヴシンキング方法でもある。最初から「風俗嬢だから金さえ貰えば誰にでもいい顔するんだろ…」などと最初から考えている男性にとって風俗なんか魅力を感じない。あえてそのプレイ時間を自分から楽しもうとする風俗嬢と、同じような考えでプレイするお客さんとのセッションこそが理想的な現代の風俗プレイと呼ぶべきではないだろうか。

 

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