このところデリヘルやホテヘルの取材が多かったせいで、風俗取材といっても店舗然とした場所ではなくマンションの一室などの撮影が多かった。待機室の雰囲気というのも独特で悪くはないのだが、やはり舞台裏でありまして、慣れているとはいえ男性がこういう場所にいる心地はさほどよくないものである。
かなり久しぶりにソープランドに取材に行ったのは「やっぱり風俗店って、こういう場所だよなぁ!」という気分になってなかなか新鮮だった。かなり老舗のソープで男子従業員も蝶ネクタイの接客スタイル。和風なインテリアはこれでもか!とばかりに凝りまくっていて、独特の風格があったりするのです。
ソープランドのプレイ内容に関しては今さら細かく説明するまでもなく、接客の究極とも呼べる到達点に達してしまっている。それゆえにインテリアとか建物の構造とか女性のコスチュームなどディテール面でアドバンテージはあっても、斬新なソープランドは登場しなかった。工夫したサービス内容はあっても、あくまでもディテールの違いだけが店舗の個性になっていったのである。
個人的にソープランドが好きか?と問われると実は微妙なトコかもしれない。なんだか敷居が高いような印象もあるし、
妙に丁寧に接客をされるとなんだか照れてしまうような感覚もある。ファッションヘルスが登場した時点でのコンセプトである「低価格で敷居を低く構えて、若者向けの店舗作りをする」という80年代以降のスタイルから風俗業界に入ってしまったのが原因だろうと自己分析する。
その頃だとヘルスは30分程度のプレイ時間が中心。多少、金額は張ってもゆっくりとした時間も過したいという大人な風俗好きにとってはソープにこそ遊びの醍醐味があったという。確かにヘルスの慌しくヌクだけの短時間コースでは「服を脱いで、また着て帰ってきた」ような印象になってしまうことだってありえる。基本的には60分からスタートするソーププレイは、その時間の使い方においてもゴージャスだったのである。
しかし、ここへ来てヘルスも出張スタイルが中心に変化してお客さんの志向も長時間プレイへと変わってきたようなのだ。短くても45分コースが基本、ほとんどのお客さんは60分コースを選択するというのがデリヘル&ホテヘル系の流れだそうだ。確かに、女のコをホテルなり自宅なりに出張させて30分でプレイ終了してしまっては経営者としては割に合わないし、お客さんにとっても慌しいだろう。だから最近ではゆっくりしたいという理由だけで、わざわざソープランドを選択するアドバンテージはさほど意味をなさなくなってきてしまった。
某有名AV女優にインタビューした時に「いろんな経験したけどソープランドでの撮影は本当に難しかった。でも凄く面白いなと思ったし、男性ならば絶対に1回は行くべきだと思う」とコメントしていた。先日の「A姫」の取材でも今のソープランドにこれだけ大勢の女のコが在籍しているということがオレにとって驚きだったのだが、そういう意味では風俗嬢にとってやりがいのある風俗ジャンルというのがソープランドなのかもしれない?
いわゆるプロの風俗嬢。プロの接客を味わう風俗店というアドバンテージをアピールすることがソープランド全体にとって新しい価値を作り上げる原動力になるのではないだろうか?