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07.04.19 UP ! 

風俗嬢としてのイメージ作り。…の巻 Vo.114



 なんでもかんでも“癒し系”としてカテゴライズされる世間的風潮はブームという部分では終わってきたが、その後は定番の一つとして落ち着くという軌道は例外なく守られたようだ。
  ヌキなびなどの撮影の場合、背景となる壁は白っぽい色になることが多い。ブルーがかっていても赤みがあっても問題はないのだが、あくまでも淡い色であることは基本である。逆に真っ黒をバックにする撮影も未だに人気はあり、SMクラブや痴女性感などには似合っているが、それ以外のジャンルにはちょっとハードなイメージが強すぎるだろう。
  そこで最近、撮影中に頭を悩ませるのが背景と肌、さらに服の色が似通ってしまうことである。もちろん春の流行色ということでベージュなど比較的肌色に近い色の洋服が流行していることも大きいが、イメージ的な部分でもそういう色彩の洋服を風俗嬢が撮影の際に着用することが多いのである。
  裏舞台の話で恐縮だが、撮影を行う部屋に女のコが到着した時点では、けっこうゴシック調の私服を着ていたり、逆ベクトルで流行っているディーヴァ系のケバめの私服だったりする。ファッションというのは不思議なモノで、そのヒトが好きで毎日着ているような私服が、そのヒトに一番似合ってしまうようなことがある。
  しかし「この格好じゃお客さんにウケが悪い」とか「店長がコレに着替えるように言ってた」などの理由によって落ち着いたパステルカラーのコスチュームに着替えてしまったりするのだ。ヘアスタイルとかメイクの問題は別にしても、女のコと洋服の雰囲気が似合わなくて困ったりするのだが、一番の問題は壁、洋服、肌の色が似すぎていることだ。
  風俗名鑑でモノクロ写真などはありえようもないのだが、もしモノクロだったとしたら全てがグレートーンで統一されることになってしまう。下着ぐらいビビットカラーだと助かるのだが、最近は下着も肌色に近い色が流行していたりするので、なかなか辛い。
  まぁ、そういうことはオレらの都合であるから、まだいいとして風俗嬢や風俗店の主張が「いかにも風俗嬢というイメージの払拭」「素人の女のコが風俗嬢をやっている」というようなイメージを作ろうとしているのは明らかである。水商売系がどんどんとディーヴァ状態になってゆくのに対して正反対のイメージ作りをしているのだ。まぁ正論といえば正論なのだが、どうもこう全体的に右へ倣え…な印象はどうしてもある。
  そのイメージこそは数年前の“癒し系”のイメージと酷似したものであることは確かである。実際にデリバリー形式の風俗店が主流となった今では、かつての店舗という街中にある異常な空間であることよりも、もうちょっとユルいところで落ち着かせたいという方向が出てくるのであろう。実際にお客さんたちの遊び方も「発射すればOK」というトコから「ある程度、落ち着いた時間を女のコと過ごしたい」というトコに変わっている。
  風俗が時間を売る業種であるとすれば、その商品は「癒しの時間」へとなってゆくのかもしれない。それはそれで決して否定しないのだが、もうちょっと女のコ自身の個性やお店の特徴が前面に押し出されてもいいのではないか?とも思ってしまうのである。「癒し」に対して反対をするワケではないが、なんだか風俗という遊びの場でありながら、風俗嬢がみんなマジメそうに見えてしまうのも、どこか面白みがない。
  かつてコギャルばかりを集めた風俗店が、想像以上に集客をしたことがあった。不良性とまではいかなくても、ちょっとアウトロー的なムードが風俗嬢にあってもいいような気がするのである。

 

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