今時の若い女のコの憧れというか目標になる有名人女性というと、エビちゃんなるモデルだろう。このエビちゃんというのにはなかなか対抗馬がない。あからさまなライバルとして扱われることもないが、もう1つの勢力があるとすればショコタンだろう。この2人を比較するのもバカバカしいぐらいにベクトルが違う。なにせエビちゃんを知っているヒトはショコタンを知らないぐらいの違いがあるのだ。
最近、ヌキなびでの撮影でオレは比較的若い風俗嬢を撮ることが多い。風俗嬢というよりも全般的にいえるのだが、今の若いコはエビちゃん型かショコタン型に分類させるような気がするのだ。まぁエビちゃんの方は、オレはほとんど興味がないのでどうでもいいが、ショコタン型にはなかなか時代の流れを感じてしまうのである。
今や数多くのバリエーションのあるイメクラも登場した時は女教師、ナース、制服などが中心であった、少数ではあったがくノ一やらキューティー○ニーやら、おふざけ感覚のコスプレの用意がある店舗もあった。だが、あくまでも付録としてのコスプレで女のコたちも「しょうがないなぁ〜」みたいな感覚で着ていたのだが、この付録部分を本編にしたイメクラが歌舞伎町や渋谷に登場してきた。アニメ&ゲームキャラクターの比較的高価なコスプレ衣装を集めまくったのである。
おしりも『新世紀エヴァンゲリオン』が熱狂的に騒がれている時期で「私には何もないもの…」な綾波レイに憧れる女のコのオタクが急増する現象も見られた。
エヴァの劇中演出では性的な表現も多く、一般的にはセックスから縁遠い人種とされてきたオタクは実は、そうでもないという印象も受けた。女のコのオタク層が急増してきたことで男子が圧倒的多数だったオタ人口のバランスが取れたせいもあるだろう。
これはイメクラを代表とするコスプレ要素を持った風俗店にとって「女のコに着てもらうコスプレ」から「女のコが着たがるコスプレ」が主流になってきたという大きな変化があったのである。この3年でメイド喫茶のブームがあり、それらでバイトをする大多数の女のコが割りのいいアルバイトとしてメイド喫茶を選択するのではなく、自分がメイドの気分を味わいたい。さらには可愛らしいメイドさんの服を着てみたいというのが動機になっているのである。
メイド服というのは、まことに都合のいいコスプレだったのだ。ディズ○ーランドのフォンテッ○マンションの案内の姉ちゃんも可愛らしく見えるが、実はスタイルをよく見せる効果があった。いわゆるアンナミラーズの制服が、その典型だがアンダーバストに合わせて下半身のエプロン部分がスカートと同化するようなシルエットに作られている。要するに自然にバストとヒップは大きく、ウエストがくびれて見えるコスチュームだったのだ。
男性の目から見てもセクシーかつ可愛らしいが女性の立場からすると多少プロポーションに自信がなくてもカモフラージュしてくれて、ピンクナンタラとかいう某有名ブランドのように男性から敬遠されない。それでいてエロかっこいい歌手のように肌を露出させるために体形の維持とか面倒な努力もなく、そのコスプレを着れば、そのままエロ可愛くなれる、というのが女のコたちをコスプレに走らせたのである。
いわゆるレイラーなる人種には友人もいるが、既製品のコスプレ衣装は想像以上に高価なのである。さらにフィギュアやらCDやら買い込み始めると資金も大変。イメクラなどの風俗店は仕事で好きなコスプレができて楽しいという。要するにコスプレをするためにコスプレをしてお金を稼ぐという図式が出来上がったのだ。
またヴィジュアル系ロックのファンに多いロリータファッションの流行や『ローゼンメイデン』によるメイド服の多様化、萌キャラクターの細分化など、ショコタン型風俗嬢に対する分析はいろいろあるが、オレがなまじそんなことを書き始めると終わらないので、そろそろやめておく。