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06.02.16 UP ! 

お疲れ様の心を胸に…の巻 Vo.88



 俺も40代に突入してみて、それまでは感じなかった疲れというを体感するようになった。こういった原稿のタイピングや長時間の撮影。趣味と呼ぶべき作業だがギターを弾いたり車を運転したりしても、長時間に渡った後は身体にガタがきているのが自覚できる。疲れというのは30代にもあったのだろうが少なくとも今のように実感するのは、余程のオーバーワークの後くらいだった。
 蒲田を拠点とする「品川やすらぎ」さんはジャンルとしてはデリバリー形式をとりながら、ヘルスサービスと癒し系マッサージをミックスさせた新感覚の風俗店である。パウダーやオイルを使った性感マッサージの歴史は非常に古く、イメクラなどよりも長い。性感ヘルスが元はファッションヘルスと性感マッサージをプラスさせたという説を正論とすれば、これは根強く人気を誇ったジャンルであると言えるだろう。
 俺は最初に「やすらぎ」という店名を聞いた時に、相当の老舗風俗店なのではないか?と思ってしまったのであるが「オープンしたのは昨年です。やすらぎという名前については前々からボクが風俗店とオープンしたら、この名前にしよう!と決めていたんです」と店長さんから話を聞いた。
 一時期こそダジャレのようなネーミングが風俗店に多かったもの、最近では何の店舗か分からない横文字を駆使したセンスが横行するようになった。その中で、一見アナクロとも感じられるこのネーミングのセンスは嫌いじゃない。40代や50代のユーザーにはかなり受けそうな感性でもある。
 「もちろん風俗店へお客様が行く目的というのは、プレイをしてのフィニッシュであってそれは外せないですね。でも普段のお仕事の中で疲れている人も多い。もちろん本職のマッサージ師さんに比べれば技術は拙いですが、指圧のようなマッサージをする時間がプレイの中にあってもいいんじゃないかって思うんです」という。
 店長さん自身が風俗好きで様々なジャンルで遊んでみた。その結果、若い女のコとのノリノリのプレイよりも、熟女というほどではなくともある程度のキャリアのある女性による性感マッサージのお店が一番好きであったという。その経験から20代前半の女性は求人せず、それ以降の年齢層を集めたお店をコンセプトにしているのである。
 そんな話をしているうちに、以前俺が担当ページを持っていた雑誌で50代の編集長だった人の言葉を思い出した。「風俗はねぇ、マッサージ系がいいね。さすがにこの齢になると歌舞伎町なんかのギラギラした看板(当時)のお店って入りにくいじゃない。入っても喧しいし、仕事で疲れてるなぁ〜っていうのもあるしね。だったらマッサージ受けて、ついでに遊びも…っていう方がオジさんにはいいだよね」と語ってくれた。
 当時はまだ30代だった俺とって風俗店とはむしろ自分を消耗させるために行く場所であり、肩凝り(近眼プラスこの仕事のせいか俺の疲労感は肩凝りがバロメーターになる)をほぐしてもらう場所ではないと考えていたためピンと来ない感覚だなぁ?とは思ったものだ。だが今考えると、その頃から風俗店の方向性は癒し系へと向き始めていたのかもしれない。
 そして癒し系の風俗店が皆に認知されている現在では「やすらぎ」というネーミングからして実にコンセプトが分かりやすくなっている。やはり品川のホテルへのデリバリーが主流になっているというから、疲労をたんまりと抱えたビジネスマンにとって飛びつきやすいやすいのであろう、などと感心したりした。確かにIT時代などと呼ばれ、俺にしても液晶画面との睨めっこが仕事時間の大半を占めるようになった。その疲労度が増す度に「やすらぎ」は欲しくなるもんだけどね。




今回紹介したお店データ
蒲田発・デリバリーマッサージヘルス「品川やすらぎ」(Tel:03-3735-3177)

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